メゾネットライフ

   平成25年度 先 導 技 術 開 発 助 成 事 業

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(3)床組み

P040_1 床組みは1.8m×7mの大きさに梁を挟んで、根太100角と梁の下端の挟み梁90角を@900で取り付けて、立体構成しています。
合成床は大梁2本で構成され、単一梁の2倍の3tの荷重をかけたところ、床のたわみは20ミリとなり、合成床の性能が、7m×1/250=28ミリの想定よりも、保持されていることが分かりました。このように良い結果を得られたので、たわみ35ミリの時点で実験を終了しています。なお、その時の荷重は1.5tでした。
合計荷重は、自重、積載荷重の他に、再荷点として、人間3人≒200kgが2カ所に集まった場合の荷重を加えて想定しています。そのため、1カ所につき600kg、2カ所で1.2tとしています。
実験の結果より、大梁のピッチを1mから倍の2mに広げることにしました。

P040_2下端の90角を、大梁と合成。
P040_3大梁2本に部材を取り付けて床組みを行う。巾1.8mで床を構成。

たわみの状況

継ぎ手の状況

P041_4 想定荷重をかけた場合の、継ぎ手部分。
想定荷重においては、全く部材間のひらきがなく、大梁単材で見られたようなひらきはなく、合成床が有効であることが証明された。

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