メゾネットライフ

   平成25年度 先 導 技 術 開 発 助 成 事 業

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(1)柱

  1. 予備実験では、ボルトの穴に断面欠損が見られました。これを受け、2本の柱をつくり変えて実験を再度行いました。想定における一点集中の荷重に対して、たわみは、7m×1/125=56ミリで予定し、2本の平均は50ミリで600kgとなりました。その後、7m×1/100=70ミリのたわみでは、750kgとなり、柱については、このたわみを少なくすることを目標にしました。
  2. 結果を見てたわみの修正を行いました。2本柱の管柱、通し柱を共に100角とした場合、充填柱で750kgの荷重において、35ミリを計測しています。次に2本柱共に120角とすると、50ミリで1tの結果となりました。
  3. これらの結果から、柱の最終的判断としては、120角を通しの外柱に使用し、100角を内柱に使用することとしました。この120角の採用は、四隅の角柱の通し柱にも適応します。

p036_1

p036_2(上部)7mの2本合わせ柱の中央に荷重をかける。
(右側)2本の柱で土台を挟み込み、充填柱で構成。
(左側)柱頭はトラスで挟み込まれる。

p036_3

【7m×1/125=56ミリで750kgの載荷時の状況】

2階胴差の位置に、750kgの力を加えている。

2階胴差の位置に、750kgの力を加えている。
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土台と柱の間に、隙間が生じている。

土台と柱の間に、隙間が生じている。

7m×1/100時のたわみ70ミリを計測中。柱に壊れは生じていない。

7m×1/100時のたわみ70ミリを計測中。柱に壊れは生じていない。

荷重800kg時の様子

荷重800kg時の様子

【破断時の状況】

P037_5

P037_6破壊時の荷重は、1.25t。
中央載荷のため、胴差の下端が破断している。

 

 

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