メゾネットライフ

   平成25年度 先 導 技 術 開 発 助 成 事 業

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(5)力の流れ

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鉛直荷重の流れ

全ての家の中に力を受ける柱、壁が一切無いものとしています。屋根の荷重(自重・風・雪)をトラスで受け、支持している両側の柱にかけます。2本の合わせ柱で2階の床や胴差で荷重を区切らずに挟み込み工法で直接コンクリートの基礎へと流します。
2階の荷重は大梁で受けます。この大梁を挟んで、床は立体床でつくられます。

2階の床下には、荷重を受ける柱はありません。2階の床と壁が接するところに大梁がある位置に荷重を受ける内柱とうけ柱を設け、ボルトで一体化を図ります。なお、内箱が変更となる時は、ボルトを外して荷重を受けるうけ柱をなくすので、立体床も変更に対応することになります。

水平力の流れ

屋根にかかった水平力は、屋根部材を通して耐力壁に流れます。トラスと直角方向の水平力はトラス間で立体的処理を行います。
トラスと壁が一重接するところは、トラスとトラスの間に水平トラスを構成し、耐力壁へと流します。
吹抜けは床荷重が元々ないので2本柱のみで対応します。2階床があるところは床を通して耐力壁に水平力を伝えます。なお、層間変形角は各階1/120としています。

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